2016.03.28

春に間に合え!コートづくり その9

誰も待っていないかもしれませんが(笑)
完結編です。

やっと出来上がりました・・・!!

PicsPlay_1458566035112.jpg

やっぱり、ボタンが付くと、いっきに「お洋服」になりますね。
春のはじめのコーディネート。

PicsPlay_1459169037757.jpg

あまり紹介できていなかった後ろ姿。
セーラーですが、思った以上に大人っぽく仕上がりました。いいバランス。

PicsPlay_1459169203777.jpg

ちゃんとライナーもボタンで着脱可能に。
アウターは、脱いだ時に裏地が可愛いと、うきうきします。

見えにくいですが、見返しにちょこんとついているのは裏ボタン。
実はちいさなお花のかたちをしています。

誰も気づかないところにこそ、ときめきを・・・・
わたしがお洋服をつくっていていちばん楽しい所でもあります。

PicsPlay_1459169142885.jpg

衿の部分のループも、ボタンで留められるようにしました。
当初のデザインにはなかったのですが、つくっていくうちに、こんな仕様もいいな、と変更。
つくりながら、方向をすこし変えてみる、というのは、アクセサリーをつくりはじめてから
柔軟に考えることができるようになった気がします。

PicsPlay_1459169320020.jpg

せっかくなので記念のタグを・・・
アンティークレースの切れ端に、布用のスタンプインクでネームを押しました。
ちょっと恥ずかしいような、でも嬉しかったり。




これだけの大作はひさしぶりで、
この仕立てってどうするんだっけ?などなど、いろいろ苦心しながら、
なんとか完成させることが出来ました。
自分の服なので、あえて大変なことに挑戦してみて、
気付いたことや、経験、反省を今後のオーダーに
活かしていけたらなあと思っています。

そして、拙い写真と文章ではありましたが、
たかが着るもの、されど着るもの
手間と愛情をもって制作に取り組んでいること、
なにか少しでも伝わればいいな




この企画の更新中、
SNSでたくさんの方に、リツイートや、いいねを頂けたことは
とても励みになりました。
本当にありがとうございました!!!

次のご依頼もいろいろと頂いているので、
手の遅い私にはプレッシャーではありますが、
自分にできることを精一杯取り組んでいきたいと思います!
が、がんばる・・・



Posted at 23:17 | おようふく | COM(0) | TB(0) |
2016.03.23

春に間に合え!コートづくり その8

ついに第8弾まで来てしまいました・・・

本体はほぼほぼ完成したので、ライナーを作ります!
と、軽く言ってみたものの、実は初めての挑戦です。
今まで、パターンの仕事をしていた頃に、型紙だけは見ていたので、
思い出しつつ、とりあえず製図。

IMAG0761.jpg

本体の型紙から少し形を変えて・・・

IMAG0762.jpg

型紙ができたら生地を裁断して、という流れは基本同じです。
ライナーには、ギンガムチェックのキルティング生地をセレクト。
生地の柄、お店ですっごく悩みました・・・
かわいい花柄とかも考えたのですが、表地と、裏地との色のバランスが良かったので、
これに決めました。

IMAG0763.jpg

いきなり本縫いは不安だったので、縫い代を多めにとって、仮縫いもしました。
本体の身頃と合わせて、実際に着用→違和感がないかチェック。

少し型紙を直して、きれいに裁断し直して・・・
本縫いをしていきます!

IMAG0764.jpg

あっという間に形は完成。
さてめんどくさいのはここから(笑)
布端が切りっぱなしな事にお気づきでしょうか、、、

IMAG0765.jpg

ぐるっと一周、別布でくるんでいきます。
袖ぐりも同様に・・・

地味に時間かかりました、コレ・・・
やらなきゃよかった・・・・とか思いつつ、ひたすらミシンをかけていきます。

で、こうなります!

IMAG0767.jpg

見たことあるような、ベスト状態のライナーが完成です!!
所定の位置にボタンをつければ、本体のボタンホールとつないで、
インナーとして着用できる訳です。

さてさて、果てしなく思えた道のりも終盤に。
先日、やっと完成できたので、写真を撮りました!
きちんと編集して、そちらは明日以降に更新しますので、
ご覧いただけましたら非常に嬉しいです・・・

ブログを更新するたびに、twitterでいいねやリツイートして頂き、
こんな個人的な内容でもご覧いただけていることに
ただただ感謝です。

って、完成写真を載せていないのに、ちょっと早いコメントですね;;
感謝はあらためて次回に。







Posted at 22:49 | おようふく | COM(0) | TB(0) |
2016.03.14

春に間に合え!コートづくり その7

知らないうちにけっこうな回数になってきました・・・
もはや自己満足以外の何物でもないこのコーナー、お読み頂いている方には
本当に感謝いたします・・・!!

いよいよ大詰めです!

IMAG0747_20160314214526a74.jpg

お洋服の顔ともいえる、衿付けの作業です。
こちらは衿の裏側、矢印の部分を縫ったところ。
左右で仕上がりが変わらないよう、慎重に・・・

IMAG0748.jpg

表側はさらに慎重に。
ミシンよりは手縫いの方が得意な私・・・
今回は、失敗したくないので、手縫いで仕上げることにしました。
いったんピンで仮止めして、つれたり、しわができていないか確認・・・
型紙通りにいかないこともあるので、この段階で最終調整をします。

IMAG0749.jpg

縫いあとの目立たない、まつり縫いで仕上げました。
落ち着きの悪い所は、アイロンで収めていきます。

学生の頃は、このテーラードカラー(刻みのある衿の形をいいます)が苦手で・・・
あまり綺麗にできた記憶がなかったので、
今回久しぶりに挑戦してみて、少しはあの頃より上達したかな?
と胸をなでおろしました、、、

とはいえ、まだまだ上を目指して、精進精進!

IMAG0745_201603142145242a8.jpg

袖も、表地と裏地を合わせていきます。
仕上げ作業は、自然と手縫いが増えます・・・
折り返した袖口が落ちてこないよう、表からは見えないように、
浅く生地をすくって留めています。
このバッテンみたいな形が、鳥の足に見えるからなのか、「千鳥掛け」といいます。
規則正しくできると嬉しい、個人的には好きな作業です(笑)

そして、ひっくり返すと、、

IMAG0746.jpg

こうなります。
お店で見かける服の状態になってきました。

そして、袖ぐりをぐるっと一周縫うと、身頃と袖がくっつきまして、、

IMAG0750.jpg

ほぼほぼ完成に・・・!!
まだ細かい仕上げは残っていますが、形はもうお洋服の姿ですね。
道のりが長かっただけに、感慨もひとしおです。
大体この段階で、嬉しくなって、完成してもいないのに羽織ってみたりしちゃいます(笑)

通常は、これから細かい仕上げをして完成なのですが、
自分で自分に課した最大の課題、ライナー作りが待っています・・・
次の更新では、そちらをレポートする予定です。
初めての挑戦をしたので、もしご覧いただけましたら幸いです!

さて、本日はここまで。








Posted at 22:05 | おようふく | COM(0) | TB(0) |
2016.03.12

春に間に合え!コートづくり その6

さあ、今回はいっきに進めていきます!

袖、襟、ポケットなど、パーツを仕上げたら、それぞれを合体していきます。

IMAG0734.jpg

こちらはポケットを身頃に縫いとめたところ。
生地が重なって、縫いずれしやすいパーツは、しつけ留めをしてから縫うと
失敗が少なくすみます。(ステッチの内側の白い糸がしつけです)
急がば回れです。

IMAG0735.jpg

身頃の裏側はこんな感じ。
小さく注釈をつけていますが、ポケット口のあたり、共布が縫い付けてあります。
着用すると負担のかかりやすいポケット口、布がさけたりしないように、
補強をしました。

ちなみに、総裏地の仕立ての場合は、身頃に接着芯を貼ることが多いです。
今回は、裏地がなく、脱いだ時に見えても違和感がないよう、
この方法を選びました。

仕立ての方法は、本当にいろいろあって、素材、仕様によって、同じデザインでも
仕立てを変えなければいけないこともあります。
毎回悩むことも多く、奥が深いです・・・

さて、気を取り直して。
今度は身頃同士を縫い合わせていきます!

IMAG0737.jpg

先程も書きましたが、この部分も、素材に合わせて二度縫いで仕上げていきます。
織りが甘い生地で、一度縫いでは、縫い目から生地が裂けやすいためです。
図のように、片側の縫いしろで、もう一方の縫い代をくるんでステッチをかけることで、
二度縫いと、縫い代端の始末も同時にできる方法です。

同様に、後ろ中心、肩の切り替えを縫ったら、前端に見返しをつけます。

IMAG0744.jpg

前あきがループ留めなので、共布で作っておいたループを挟み込んで縫っていきます。
だいぶ完成形が見えてきました!!

IMAG0743.jpg

ちなみに、後ろ姿はこんな感じに。
中央にタックを入れて、飾りステッチを入れました。

IMAG0742.jpg

現状はこんな感じに!
身頃はほぼ完成です。
ところどころステッチがかかっていないので、ちょっとふわふわしてますが。。。

次はいよいよ肝心かなめ、袖と襟をくっつけていきます!
やっとゴールが見えてきました・・・




最後に、現在進行中のイベントも・・・

【春のブローチまつり2016】
3月10日(木)〜3月29日(火)(※会期中、水曜定休)andante ギャラリースペースにて開催します。

〒731-0221 広島県広島市安佐北区可部3-20-23 2階
tel.082-205-8242

ちょっとした贈り物にもつかえるブローチを納品しています*
お近くの方がいらっしゃいましたら、お立ち寄りください!





Posted at 21:53 | おようふく | COM(0) | TB(0) |
2016.03.04

春に間に合え!コートづくり その5

いよいよ春が迫っています。。。
前回は生地の裁断が終了したところまで、レポートしていました。

ちなみに、表地だけでなく、別布も同じように裁断しています。
今回は、袖のみ裏地をつけるので、裏地も裁断・・・

IMAG0705.jpg

私個人的に、アウターの裏地は脱いだ時に見える部分なので、こだわりどころなのです!
無難にいくか、色で攻めるか・・・・あれこれ迷ったのですが、奇跡的にグリーンがあったので、
ペイズリーの地模様をチョイス。
裏地用の生地ではないのですが、綿とキュプラ(よく裏地に使われる素材です)の程よい光沢感、
すべりの良さも気に入りました*

IMAG0700.jpg

そして、縫製前の大事な過程。ボタンやポケットを付ける位置には、しつけ糸で印をつけておきます。
縫い終わった後に、糸を抜いてしまえば、あとが残らない仕組みです。
他、補強に接着テープも使用。

IMAG0704.jpg

基本の縫製はこのミシンで。
学生の時から愛用している職業用ミシン。家庭用よりも、細かな糸調子が合わせられること、
馬力も違います!
台の上に、生地のはぎれがありますが、本縫いの前には必ずためし縫いをします。

IMAG0706.jpg

こんな感じで縫っていきます。
分かりにくいので、写真に注釈をつけたのですが・・・
押さえ金と別に、ステッチ定規というアイテムを使っています。
ここに生地端を合わせて縫っていくと、自然に縫い代が一定に保てる仕組み。
このアイテムのおかげで、いちいち出来上がり線をチャコで引かなくても良いのです!!


縫い終わったら、アイロンをかけて、また縫って、の繰り返しです


IMAG0733.jpg

これは、袖の裏地が縫い終わったところ。
縫い代は、布がほつれてこないように、ロックミシンという特殊ミシンを使ってふちをかがります。
(生地と似た糸の色なので、見えにくくてすみません・・・)

裏地の場合のみなのですが、ミシンで縫ったところと、アイロンをかける所を少しずらすことで、
着用した際に、ゆとりができるのです(これを、きせをかける、といいます)
お洋服は、細かなところで、仕上がりに差が出てきます・・・!!

IMAG0736.jpg

こちらは衿が縫いあがったところ。
ここにも小さな工夫が。
裏側の衿の仕上がりを、表の衿よりも小さく仕上げることで、表から、裏の生地が見えてしまうことを
防止しています。

もし気になった方、お手持ちのコートの衿をめくってみてください。
たぶん、こんな感じになっていると思います!


なんだか細かい部分の解説が増えて、マニアックですが・・・
次もおそらく地味でマニアックです(笑)
そろそろお洋服らしい形になってくると思うので、それまでお付き合い頂けましたら
幸いです。


アクセサリー関連のお知らせも、次回にはできるかと思います!!
本日はいったんここでお開きです~






Posted at 22:06 | おようふく | COM(0) | TB(0) |